人の心を動かす3つの方法


Blow Your Mind
Blow Your Mind / kozumel

上から目線のタイトルつけちゃった…(´థ౪థ) 平たく言うと、なにかを感じてもらうにはどうしたらいいんだろうってことです。感動して泣いたり、ブランド品が欲しくなったり、肉汁溢れるステーキをむさぼり食いたくなったりするのも、ぜんぶ心を動かす衝動があるからなんですね。おいらが気をつけていることを3つに絞ってご紹介します。
ーーこの記事のBGMーー
▷ 人の心を動かすコツその1.ギャップ



Suited up. / ianmunroe
擬人化・逆説・シュール、これみんな「ギャップ」の一言でまとめてます。一般的な常識との乖離があるものですね。

ここで言う常識は、当たり前の価値観です。犬はワン、猫はニャーと吠える。これが常識。猫がニューと鳴いたら非常識。


ギャップですよね。これはギャップというカテゴリに入れてる。アンデスメロンはアンデス産ではなく、「安心ですメロン」の略と聞いて驚くのもギャップです。「何か面白い事言ってよ」なんてキラーパス出されると必ず滑るのは、聞いてる人の心に「準備」ができてしまって、ギャップが生まれにくいからです。

ギャップは喜怒哀楽すべてに適応されます。老人が死ぬより子どもが死ぬ方が悲しいのは、そこにギャップがあるからです。
▷ 人の心を動かすコツその2.優越



Falling down / The 5th Ape
「他人の不幸」は心が動きます。笑ったり、驚いたり、泣いたりと感情の動き方は人それぞれですが、平静ではいられません。

凍結した道路で人が転んだりする姿は、思わずぷっと吹き出してしまうかもね。特にハプニング映像は、優越感情がかき立てられます(以下の動画は、音楽が再生されます。BGMを鳴らしている方は一度消してください)。
 
300万回再生されているミラクル動画。優越感情をクールに引き起こしています。この動画を見て、まったく感情が動かない人はいません。

あからさまに使ったり、行きすぎたものは嫌らしさや嫌悪感を生みます。刺激が強いのがお好きな人もいらっしゃるので、場合によっては効果的です。おいらは、心が温まるような“ほっこり感”を生み出すくらいがちょうどいいですね。
▷ 人の心を動かすコツその3.共感



Peace of mind / câsey lynn
コツその1で紹介した「ギャップ」は感情を常識の外に連れ出しますが、「共感」は逆。不安定な感情を、常識(安定)の方向に動かします。

映画のラストがハッピーエンドでうれしさを感じたり、あるあるネタに笑ってしまったり、悩みを打ち明けて「よかった私だけじゃないんだ」と思って安心する。それは共感によって感情が動いたからです。
絵描きさんあるあるだけど、なんかわかるねこれ。「みんな同じなんだ」って安心する。ほっと気持ちが落ち着いて、笑顔になっちゃう。

狭いところにいると落ち着く人もいれば、閉所恐怖症の人もいる。常識っていっても人それぞれ。それでも誰しもが感じる安心というものある。例えば、死の恐怖を感じて、最後に生き残るというような。ベタ・ノリツッコミも共感(安心)のカテゴリに入れています。
△ 最後に

と、恥ずかしげもなくここまで書いてきたわけだけど、どうですか? 「そんなことないぞ!」とか、「おれはこう思う」なんてあったら、コメントくれるとうれしいなぁ。

参考にした書籍を紹介します。水野敬也さんの『ウケる技術』は、いままであまり解剖されてこなかった“笑い”をカテゴライズするという意欲的な著作で、非常に感銘を受けました。手元において見返したくなります。河合隼雄さん(筒井康隆さん、養老孟司さんとの共著)の『笑いの力』は、笑いを起こすさまざまなパワーを学べます。ラストの病院の話は圧巻です。

笑いに限らず、人の心を動かせる人は素晴らしい結果を残せます。1870年代に鉄鋼会社を創業し、世界最大の会社を作ったアンドリュー・カーネギーは、自らの墓石にこう刻みました。『己より賢明なる人物を身辺に集める術を収めし者ここに眠る』。

ヒトは群れを作る動物です。一人ではなにもできません。みんなと一緒に力を合わせていくには、「人を知る」ことが大切。人の気持ちを知ることが“思いやり”に繋がります。みんなのパワーを集めて元気玉を作れる悟空のような人間になりたいですね。

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