Blow Your Mind / kozumel
上から目線のタイトルつけちゃった…(´థ౪థ) 平たく言うと、なにかを感じてもらうにはどうしたらいいんだろうってことです。感動して泣いたり、ブランド品が欲しくなったり、肉汁溢れるステーキをむさぼり食いたくなったりするのも、ぜんぶ心を動かす衝動があるからなんですね。おいらが気をつけていることを3つに絞ってご紹介します。
ここで言う常識は、当たり前の価値観です。犬はワン、猫はニャーと吠える。これが常識。猫がニューと鳴いたら非常識。
「ボケて」より。似てるw twitter.com/budoman3/statu…
— budoman3さん (@budoman3) 2012年10月25日
ギャップですよね。これはギャップというカテゴリに入れてる。アンデスメロンはアンデス産ではなく、「安心ですメロン」の略と聞いて驚くのもギャップです。「何か面白い事言ってよ」なんてキラーパス出されると必ず滑るのは、聞いてる人の心に「準備」ができてしまって、ギャップが生まれにくいからです。
ギャップは喜怒哀楽すべてに適応されます。老人が死ぬより子どもが死ぬ方が悲しいのは、そこにギャップがあるからです。
凍結した道路で人が転んだりする姿は、思わずぷっと吹き出してしまうかもね。特にハプニング映像は、優越感情がかき立てられます(以下の動画は、音楽が再生されます。BGMを鳴らしている方は一度消してください)。 300万回再生されているミラクル動画。優越感情をクールに引き起こしています。この動画を見て、まったく感情が動かない人はいません。
あからさまに使ったり、行きすぎたものは嫌らしさや嫌悪感を生みます。刺激が強いのがお好きな人もいらっしゃるので、場合によっては効果的です。おいらは、心が温まるような“ほっこり感”を生み出すくらいがちょうどいいですね。
映画のラストがハッピーエンドでうれしさを感じたり、あるあるネタに笑ってしまったり、悩みを打ち明けて「よかった私だけじゃないんだ」と思って安心する。それは共感によって感情が動いたからです。
貴方の絵が好きですってツイッターとかで言ってもらえた時だいたいこんな感じです。他の絵描きさんも同じ反応の人がいるはずーωーw twitter.com/matatabimaru7/…
— またたび丸。さん (@matatabimaru7) 2012年9月19日
絵描きさんあるあるだけど、なんかわかるねこれ。「みんな同じなんだ」って安心する。ほっと気持ちが落ち着いて、笑顔になっちゃう。狭いところにいると落ち着く人もいれば、閉所恐怖症の人もいる。常識っていっても人それぞれ。それでも誰しもが感じる安心というものある。例えば、死の恐怖を感じて、最後に生き残るというような。ベタ・ノリツッコミも共感(安心)のカテゴリに入れています。 △ 最後に
参考にした書籍を紹介します。水野敬也さんの『ウケる技術』は、いままであまり解剖されてこなかった“笑い”をカテゴライズするという意欲的な著作で、非常に感銘を受けました。手元において見返したくなります。河合隼雄さん(筒井康隆さん、養老孟司さんとの共著)の『笑いの力』は、笑いを起こすさまざまなパワーを学べます。ラストの病院の話は圧巻です。
笑いに限らず、人の心を動かせる人は素晴らしい結果を残せます。1870年代に鉄鋼会社を創業し、世界最大の会社を作ったアンドリュー・カーネギーは、自らの墓石にこう刻みました。『己より賢明なる人物を身辺に集める術を収めし者ここに眠る』。
ヒトは群れを作る動物です。一人ではなにもできません。みんなと一緒に力を合わせていくには、「人を知る」ことが大切。人の気持ちを知ることが“思いやり”に繋がります。みんなのパワーを集めて元気玉を作れる悟空のような人間になりたいですね。